ホーナーである。

 ハーモニカで有名であるが、ピアニカではない。

 鍵盤楽器に対するあこがれは昔からあった。

 20数年前「バイエル」も少しやったが、俺の脳は

 俺の両手にその情報をどうしても送ってくれない。

 今でも少しは、ピアノやシンセサイザーを弾く事は

 あるのだが、俺はなぜか、まず和音をやろうとする。

 このホーナーでもコードを吹きたいのだが、空気が足りない。一音二音くらいしか音を出せないのが残念である。

 楽器は、形・フォルムが大切だ。それが美しくないと手にする気になれない。

 人類がいつから、楽器なるものを作り出したのかはわからないが、より美しく、より正確に。

 祈りや願いをこめて、作り出した楽器は、当然、音も形も楽しいのだ。

 シリアルはないが型番は、HOHNER melodica-Piano36 である。

 「さらば東京」で使用。